角型ホルダーの種類

角型フィルターを使用するためには、ホルダーを含めたフィルターシステムが必要です。ここでは角型フィルターにはじめて触れる方でも簡単に必要なシステムやアイテムが選べるように、システムの全体像、ホルダーの種類と主な違いについて解説します。

NiSiの角型ホルダーは、角型フィルターを含めて最大で5つのパーツで構成されています。

(1)角型フィルター
レンズの大きさに合わせて、フィルターの横幅が75mm、100mm、150mm、180mmの4種類があり、ホルダー、アクセサリーもサイズ毎に展開しています。

(2)ホルダーフレーム
角型フィルターを装着するフレーム。角型フィルターが2−3枚装着できます。

(3)専用円形フィルター
(4)のレンズアダプターに装着して、回転ノブで回転させることができます。主な角型ホルダーキットにはPLフィルターが付属、別売でNDフィルターなどからえらぶことができます。

(4)レンズアダプター
ホルダーフレームとレンズを接続するパーツ。専用円形フィルター(3)を装着する場合はここに装着し、レンズアダプターの回転ノブでPLフィルターを回転させることができます。

レンズ側の形状は、フィルタースレッド(M75、V6など)と、フィルタースレッドがない超広角レンズ専用のマウントを持つモデル(S6、Qなど)があります。
フィルタースレッド対応モデルは、(5)のアダプターリングでさらにサイズの調節がおこなえます。

超広角レンズ専用マウントのモデルは、レンズアダプターがレンズの形状に合わせた専用設計となっています。したがって、レンズアダプターを各レンズ対応のものに変更すれば、ホルダーフレームや円形フィルターはそのまま使用できます。また、(5)のアダプターリングを使用して、フィルタースレッドに変換できるモデルもあります。

(5)アダプターリング
レンズアダプターのフィルタースレッドサイズを変換するパーツ。
レンズアダプターが超広角レンズ専用のモデルでも、アダプターリングでフィルタースレッドに変換して、複数のサイズに対応できるモデルもあります。

レンズのフィルタースレッドにねじ込むタイプのホルダーと、フィルタースレッドがない超広角レンズ専用のレンズアダプターで装着する方法の、大きく2つのタイプに分けることができます。

※上記以外に、Canon EF 11-24mm f/4、Laowa専用モデルなどがあります。

●フィルタースレッド対応表

●超広角レンズ対応表